フランスで国際郵便の関税の支払い詐欺に遭いそうになった話

こんにちはWataruです。

 

今日は国際郵便を受け取る際の関税についてお話をしていきたいと思います。

 

関税というのは、国内外で国際郵便などとして荷物を受け取った時に、その荷物の送量と内容物の金額の合計金額に課せられる税金です。

 

色々な定義がありますが、一般的に分かりやすく説明するとそうなります。

 

今回はフランスだけでなく、海外で国際郵便を受け取り際には、関税の支払い詐欺があるので、注意してくださいという話を、私の実体験を交えて紹介してきます。

 

フランスで国際郵便の関税の支払いをする際に注意するべき点は?

早速、関税の支払いについて気を付けるべき点を話していきますが、最近ヨーロッパで、まぁヨーロッパに限ったことではないのですが、関税だと見せかけてお金をだまし取ろうとする事件が、私の知人4人に起きています。

 

フランスで関税を支払う場合は通常、税関から「この関税を支払ってください」などと書かれたEメールが届いたり、書類が届いたりします。

ほかにも郵送業者や郵便局が自宅などに荷物を届けてくれるときに、直接現金かチェックで支払ってサインをすることもあります。

 

でも最近はショートメッセージ(SMS)が携帯電話に届いて、「このリンクにアクセスして、クレジットカードを入力して、支払いを済ましてください」といったようなメッセージが届く場合があるのです。

 

でもこのSMSの場合はかなり注意が必要です。

 

SMSは明確にどこから送られたものなのか明記されていないほか、「クレジットカードで支払い」が強調されていることもあります。

 

でも国際郵便が届くのを知っている受け取り人(私たち)は、何の疑問を持たずに「ああ、日本からやっと届いたのか」などと思い、支払い処理を済ませてしまうことがあるのです。

 

実際にSMSのURL経由でクレジットカードを入力し、国際郵便の関税を支払った方で、先ほど挙げた4人が詐欺に遭われています。

 

国際郵便の関税詐欺が少額のため泣き寝入りのケースも

被害に遭われた方の国際郵便の関税自体は、3000円から4000円程度とそれほど高額ではなかったため、大きな被害にはなりませんでしたが、クレジットカード情報入力しているので、その後の対応が結構大変だったようです。

正規ルートでの関税の支払い方法をいくつか以下にまとめておきます。↓

税関からしっかりと支払い方法を指定した書類が届く
郵送業者の正規サイトでクレジットカード決済
荷物の受け取り時に郵送業者へ直接支払う

実際は各国によって支払い方法は異なる場合もあるかもしれませんが、少しでも怪しい書面やメールが届いた場合は、直接税関や郵送業者に問い合わせると良いです。

 

国際郵便に関税が課せられていることがバレている?

「詐欺グループなどがあり、さまざまなルートを使って、その国際郵便に関税が課せられていることを把握している」そうなのです。

 

そのため、荷物が届くタイミングを見計らって、受け取り人にSMSを送り、クレジットカード情報を入力させています。

 

ヨーロッパではフランスだけでなく、私がイギリスにいたときも3人が同様な手口で被害に遭っていました。

 

偽のDHLからメールがきて関税を支払いそうになった件

ここからは、実際に私にも1回だけ起きた関税詐欺の話をしていきます。

 

日本のAmazonから荷物を送ってもらったことがあったんですね。

 

日本のAmazonがフランスに送る場合、DHLであることが多いです。

 

DHLから、そろそろこの日に届きますよというメールが届くのですが、そのときは、「そろそろこの荷物が届くので、関税がこれぐらいかかるので、ここのリンクから支払ってください」といった旨の内容になっていました。

 

そしてしっかりとメールにはDHLのロゴも入っていたので、一見本物の関税の支払い通知書だと思えます。

 

ただその支払い画面に遷移するURLリンクを見てみると、DHLではないリンクになっていたのです。

 

それで何かおかしいなと気づき、 DHLに直接「本当にこれ関税がかかるのですか」という感じで問い合わせをしたんですね。

 

日本のAmazonから海外送ってもらう場合は、あらかじめ関税などの前払い金として、Amazonでの決済時に関税を支払っている状態なので、関税を2重に支払うことはあり得ないのです。

 

なのでこれはおかしいなと思い、「また上乗せで支払うことになるんですか」と問い合わせをしたら、「いや、そんなメールは送っていない」と回答がありました。

 

DHLのドライバーに直接支払うか、関税の支払い書類が送られてくるのが通常だそうです。

 

問い合わせをして、詐欺の事実が分かったので、一歩のところで支払いをすることはなかったですが、そこでURLに飛んでクレジットカードなどを入力していたら大変なことになるところでした。

 

日本で海外からの国際郵便を受け取る際にも関税に注意

海外在住者以外の方で、 日本に住んでいる方も関税には注意が必要です。

 

日本にいるときも同様な手口で関税の詐欺に遭うこともあります。

 

海外から例えば友だちなどから、おいしいお菓子を送ってもらうとか、留学中の子どもから、何かを送ってもらうなんてことがあると思いますが、そういった場合にも関税がかかる場合があるんです。

 

そのときに関税がしっかりその金額が見合っているのか、あとは、正規ルートで支払いが請求されているのかを確認していただいてから、支払いをするのが1番確実かと思います。

 

関税は内容物や送料が高くない限り、それほど高額になることはないので、被害に遭っても泣き寝入りするケースがありますが、クレジットカード情報などを抜き取られるのですぐに対処するようにしてください。

 

その後の2次被害などを抑えることも、重要なことだと個人的には思っています。

 

SNSでシェアする